イエナビ ~欠陥住宅の作り方~

現役ホームインスペクター親子が、住宅建築のリアルな一面を綴っています

タグ:欠陥住宅

前回の続きです。

前回の記事では、偽装は日常茶飯事だとUPしました。

これは、だから今回のデータ偽装は当たり前・・と肯定するものではなく

また、旭化成云々の話をしているのではありません。



お伝えしたいことは

技術者のプライドが欠如しているということです。

現在では、いいものを建てる!なんて気がいの人間は使えないと

企業では判断されるのではないでしょうか?



そもそも一級建築士が管理云々なんて話ですが

杭工事に立ち会って、電流計やトルクをみて

支持層に到達したなんて判断できる一級建築士なんてそういません(笑)



勿論、分業制や専門性の高い業務ですから

それ自体は問題無いですが、せめてキチンと判断できる技術者を

現場に常駐させるべきだと考えます。



そうでなければ、管理体制を工夫して

絶対にミスが起こりえないシステムを構築してほしいものです。



効率化や、社内調整などだけが上手な人間を

技術者とは呼びたくないですね(>_<)






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そして杭データの偽装の話です。



まぁマスコミが好きそうな話ですから

大きく報道されるのは分かります(-_-;)



信じていたものに裏切られた!

やはり人は性悪説だ!!
大手企業の悪だくみを暴いてやる!!!

と、いわんばかりの報道も目にします。




ちょっと待ってください・・

これまでの経験で言えば、少なくとも・・

こんなの氷山の一角ですよ??(笑)



弊職はこれまで様々な偽装を目にしてきました。

報告書の偽装なんて、言っちゃ悪いですけど

毎日、どこでも起きています。

             

例えば、コンクリート抜き取り検査を忘れた工務店がありました。
これは勿論、後で気づいたのですが・・

気づいたきっかけでは、提出された報告書の写真が変だったのです。

その現場は夏に基礎のコンクリートを施工したのですが
写真の影の長さを見ると、どう見ても冬・・

問いただしたら、手配を忘れたので、写真を流用したとのことでした。




また、こんな話もあります。
クライアントからどうも基礎工事が変だ・・と相談がありました。
現地に赴き、インスペクションを実施すると

鉄筋の位置を間違えて施工してしまった!
ヤバイと思ってとった行動は、基礎の鉄筋をすべてカットして
正規の位置に「チョコン」と置きなおした・・

ちょっと分かりづらいので、その時の動画をUPします。

https://youtu.be/8gOTYIrdfeQ

https://youtu.be/m2u57FPoC80



業界に身を置くものとして悲しいですが
こんなことが日常起きています。


いいですか?


地盤報告書なんぞ、きっと目くら印ですから・・





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木造2階建て住宅の雨漏れインスペクションがあり
放水実施し、原因箇所を特定。


FLIR0143



FLIR0142



およそ侵入箇所は予想できるのですが
1ヶ所ではない可能性もあるので・・・

可能性のある部位には水をかけますから
調査には時間を要します。


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天井の下地材を木ではなく
軽鉄材で組む現場も多いと思いますが


下の写真は施工不良。


CIMG0566



内容は、写真中央のクリップ2つが
きちんと折り返すように折られていない(>_<)


細かい部分ですが、石膏ボードの重量はかなりのものですから
きちんとした施工をしないと地震時に天井落下の恐れがあります・・



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ダクト周りの断熱材欠損(-_-;)


CIMG0564


銀色に見えている筒は排気の配管ですが
通常は断熱材吹き付け前に施工します。


順序が逆になってしまった為、設備業者が
断熱材を切りかいて配管を施工した為、このような不具合に・・



手配がいかに大事が分かります。


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