イエナビ ~欠陥住宅の作り方~

現役ホームインスペクター親子が、住宅建築のリアルな一面を綴っています

タグ:家づくり

これまでの説明の通り・・

設計品質(図面精度など)が芳しくないケースが多い為

建物品質は施工する工務店・大工にかかっていると言っても過言ではありません。



特に設計事務所の仕事が初めての工務店・大工の場合には

設計図書の納まり上の問題や工程の進め方が

設計士とかなりのギャップがありますから確認が必要です。

次に少なくとも契約前に確認をした方がよいチェックリストを・・

×が3つ以上つく場合には、要注意です。



・建設業許可の技術責任者は一級建築士か?

・現場代理人は1級もしくは2級建築士、または一級建築施工管理技士か?

・住宅完成保証制度が使えるか?

・社内検査シートなどがあるか?また申し出て事前に入手できるか?

・自社工程表のフォーマットがあるか?

・設計事務所案件の施工経験があるか?

・稼働中の施工現場見学が可能か?

・以前に引渡したOB客の家に見学訪問できるか?

・長期修繕計画表などが準備出来ているか?

・社長から家づくりにおける信念やポリシーを感じることが出来るか?



実際のインスペクション事例のほんの一部を。

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イエナビとは?

家づくりナビゲーション=イエナビ

と称しています(^^)


昨今、様々な情報が氾濫する中で
家づくりをどのように進めたらよいのか??

そんな疑問や心配の声を聞きます。


ハウスメーカーの特徴が知りたい!
家づくりで注意することは?
欠陥住宅にならないためには?
などなど・・


業界の情報や、実際のインスペクション結果の一部を公開していくことで


出来る限り、公平でリアルな情報を
皆様にお届けし、家づくりの参考になるようなブログになればいいな・・
と思っていますm(__)m



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家づくりにおいて
建て主は「夢のマイホーム」を事業計画として
起こすのですから


気持ち的にフワフワと舞い上がっている状況になりがちです


そこで、基本契約への
猛プッシュが入りますから・・・

「じゃ、契約!!」

になりがちです(>_<)



ではなく、最低限、下記の書類をもらって
しっかりとした説明を受けて・・・


納得、心配事が無い状況で
契約行為に入って頂きたいのです!


最低限必要なものですが

・敷地調査報告書

・地盤調査報告書(もしくは相当する地盤データや考察)

・基本設計図書

・資金計画表

・契約書ひな形

・契約書約款

・設計監理重要事項説明書

・保証書ひな形

・アフターサービスの説明

あたりでしょうか・・

それぞれ後日アップしますが

初めての家づくりで
見慣れないものばかりですね
しかし、確認を怠ると・・・



引き返せない状況になります(-_-;)





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部屋の明るさを確保するために
トップライト(天窓)を希望される人が多いですが
これにも注意が必要です


寝室につけると
大雨の際にはガラスに当たった雨音がかなり大きく反響してしまいます
特に、近年のゲリラ豪雨はいろいろな点で考慮が必要です。


また、北側のキッチンを明るくしようとトップライトを設けたところ
太陽光の入射角度が高い真夏は、日差しが脳天を直撃するため暑くてたまらず・・
日中は全く作業ができないという事例もありました。


首都圏ではルーフバルコニーが人気ですが
雨漏りの原因になりやすいので
本当に必要かどうか?熟慮しましょう


なにより・・
日本の気候を考えると一年の中で快適に使えそうな日数は1ヶ月もなく
そんな少ない日数のために設けるにはコストが高すぎます



デザイナーが好んで設けるのが螺旋階段です
階段のスペースがコンパクトにできるからですが

引っ越した後に
冷蔵庫やダブルベッドのマットレス、机などが搬入できないという苦情が多いですね


それぞれに、いい所も悪い所もありますが
設計の段階では良い点しか説明してくれません
悪い点もあるのだというのを頭の隅に入れていただきたいと思います。

検査した物件のなかには・・
「本当にこんなことがあるんですか?」
というような、ずさんな建築事例があります

設計図どおりに工務店が作っていなかったり
設計者がきちんと現場確認をしていなかったり
失敗を隠すように細工をした悪質事例もあります

何度もくどいようですが
コンプライアンスをいかに守っているかが家づくりにおいては非常に重要です
コンプライアンスがきちんと確立した依頼先を選ぶようにしましょう





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住宅には

木造軸組工法

木造枠組工法

鉄骨造など

さまざまな工法がありますが
住宅規模では工法による構造強度に大差はありません


むしろ設計の内容に影響されることが大きく
図面どおりに現場で作られているかどうかが重要です

小さな会社の場合には
設計図どおりに作られていないというケースが結構あります


いくつかの失敗例をご紹介しましょう(^^)

吹き抜けは
空間が大きくなる、開放的になるといった点で人気がありますが
窓の位置に注意する必要があります


失敗事例の吹き抜け住宅では・・

軒が出てない南側に非常に大きな窓を設置したことで
夏はものすごく暑くなり
逆に冬は暖房効率が悪く、床暖房が必須となっています
夏の太陽光は、入射角度が72度と非常に高いことから
日差しを遮る軒が全く出ていないのも大きな失敗です



次回に続きます(^^)



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