イエナビ ~欠陥住宅の作り方~

現役ホームインスペクター親子が、住宅建築のリアルな一面を綴っています

タグ:偽装

少し話が脱線しましたが・・
一般的にはどのような形で仕事が流れていくかを簡単に。




マンション計画のようなデベ開発案件では

一番上に事業主がいます。

今回で言えば、三井不動産レジデンシャルですね。

ここが一番の上流。




すべての決定権を握っています。

例えば、販売時期から、工期要望があり

販売価格帯から、施工金額の要望があります。


マンションはいわゆる青田売で
できていないものを購入者はローンを組んで契約します。



デベの絶対条件は引渡し日なのです。
遅延すれば資金回収が遅れるし、購入者との契約違反となり、
絶対に遅延できない状況で販売している・・

今のマンション業界の売り方にも問題ありです。



その要望を「出来るよ!」と言った(言わされた)ところに発注するわけです。

で、今回は三井住友建設(準大手ゼネコン)なわけです。



まぁグループ会社ですから・・

内部情報は不明ですが、色々とやりやすい部分があるのですかね。



ちょうど、業界を震撼させた「姉歯事件」の直後ですが

対岸の火事だったのか・・

このような抜本的な構造耐力上の安全に反する工事をしていたわけです(-_-;)




事業主からの圧迫と共に
中間マージンが必要以上にかかってしまう・・
こんな構図ではいいものは出来ませんね。。

 


 


 


 

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まず大きな問題点としてですが

「建設業界受発注の構図問題」があります。



これは大型案件(いわゆる今回のようなデベ開発のマンションなど)だけでなく

低層住宅業界にも勿論当てはまります。





直接のクライアントには常に説明をしていますが

この業界を例えると・・「流しそうめん」のような構図になっています。

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簡単に言えば、上流に居座って

きれいなそうめんを食すことが出来る立場と


下流に行けば行くほど、旨みがなく

誰かの手がついた少しのそうめんしか食せない・・



しかしながら、必ずそうめんは流れてくるので

どこかに属して座ってしまう業界構造です。



連日の報道を観ていると

いわゆる、この「流しそうめん」構造の縮図が手に取るようにわかりますね。

見聞きするのは旭化成の名前ばかりで

元請けの三井住友建設や、一次請けの日立ハイテクノロジーズの

名前があまり上がってこないのが気になります。



勿論、孫請けの旭化成建材もしかるべき対応をきちんとして頂きたいですし

それなりの代償や、社内改革が必要でしょう。





しかし・・・このような大型案件で

ゼネコンの監理者は何をやっていたのでしょうね?

甚だ疑問が残ります。





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横浜市内の「パークシティLaLa横浜」が傾斜した問題。

非常に大きくマスコミに取り上げられていますね。

 


これから住宅を建てる方、建築中の方

加えて過去のクライアントの皆様から
多くの問い合わせを頂いています。


 


マスコミの取材協力要請もいくつか頂戴しましたが

どのように映像化、放送されるかが不明な為、お断りしています。

勿論、検査で忙しいこともありますが・・

 



正しい内部情報が一切手元にないので

詳細言及するつもりはないのですが
マスコミ報道を観て気になった点がいくつか・・


数回にわたり、一般論や問題点を少し述べていきたいと思います。

 



 




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