イエナビ ~欠陥住宅の作り方~

現役ホームインスペクター親子が、住宅建築のリアルな一面を綴っています

タグ:串差しの法則


「串差しの法則」


の続きですが
契約までの道程を
お話しましたが


見えない部分では
設計の担当者が頑張っているわけですね。


建築主との話を
営業からヒヤリングして
プランを作成、修正していくのが
彼らの仕事です。

勿論、自身で建築主とヒヤリングするケースもあります。


以前にもお伝えしましたが
住宅設計は特殊な業務で
専門に特化していないと難しい部分があります。


この写真もそうですが


P7150614


「ベランダには出来る限り窓が欲しい」


という建築主の要望を優先すると
このように、出来る限り幅の広いサッシでの計画になってしまうわけです。
※要望でなく、設計担当の浅はかな考えの場合もありますが 笑 論外です。


ここが、欠陥住宅になってしまうかの大きな分岐点ですが


この設計プランをだれがチェックするのか?
チェックをする機能がきちんと組織で構築されているか?

が非常に重要なわけです。


住宅設計は経験が重要と断言できます。


ハウスメーカーであれば入社したての設計配属の方であったりすると・・
社内基準や規定が構築されていないと・・
いわゆる設計事務所で経験値が乏しいと・・


このようなありえないプランのまま、工事サイドに図面が引き継がれていきます。

次回から脇道にそれますが
設計業務、特にデザイナーズハウスの問題を。。



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「串差しの法則」


と、前回お伝えしましたが
どういうことかというと・・・


契約までは営業担当
設計は設計担当
着工すれば現場担当

という具合に、担当部署が引き継がれていきます。
※以前にも少しお話しましたが


建築主と当初打ち合わせを進めていくのは
営業を担当している方ですが
基本的には、「建築」を熟知していません。


なにが得意かというと
資金計画が得意なわけです。


自己資金がいくらで
融資可能額がいくらで
何年で返して



「建てられますね(^^) ニッコリ」



と言うのが仕事です。
※悪く言っているわけではないですよ 笑


ですから、基本的な間取りの話は出来ても
細かい部分は・・ちょっと苦手な方が多いのが事実です。


勿論、契約までの道のりを
建築主の御要望を聞きながら
図面やプランをもとに話をしていきます・・・


が、それは大枠の話ですので
細かい部分に関しては
あまり検討されていないケースが多いのです。




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タイトルにもしましたが

「欠陥住宅の作り方」

これには理由があるので、
すこし業界を紐解いてみましょう。


前回出した写真ですが


P7150614


これはサッシの計画が悪く
防水工事が出来ないという不具合(欠陥あるいは瑕疵)です。


このような状況に陥るには、いくつか理由が・・・


最大の原因は

「串刺しの法則」

うまくできていないのです。



どういうことかと言うと・・・


営業⇔設計⇔工事⇔現場


が1本の串で刺さりきっていない状況。
各セクションがばらばらの方向を向いてしまっているわけです。

次回から、もう少し詳しくお話しますね(^^)



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