イエナビ ~欠陥住宅の作り方~

現役ホームインスペクター親子が、住宅建築のリアルな一面を綴っています

カテゴリ: よくあるQ&A

部屋の明るさを確保するために
トップライト(天窓)を希望される人が多いですが
これにも注意が必要です


寝室につけると
大雨の際にはガラスに当たった雨音がかなり大きく反響してしまいます
特に、近年のゲリラ豪雨はいろいろな点で考慮が必要です。


また、北側のキッチンを明るくしようとトップライトを設けたところ
太陽光の入射角度が高い真夏は、日差しが脳天を直撃するため暑くてたまらず・・
日中は全く作業ができないという事例もありました。


首都圏ではルーフバルコニーが人気ですが
雨漏りの原因になりやすいので
本当に必要かどうか?熟慮しましょう


なにより・・
日本の気候を考えると一年の中で快適に使えそうな日数は1ヶ月もなく
そんな少ない日数のために設けるにはコストが高すぎます



デザイナーが好んで設けるのが螺旋階段です
階段のスペースがコンパクトにできるからですが

引っ越した後に
冷蔵庫やダブルベッドのマットレス、机などが搬入できないという苦情が多いですね


それぞれに、いい所も悪い所もありますが
設計の段階では良い点しか説明してくれません
悪い点もあるのだというのを頭の隅に入れていただきたいと思います。

検査した物件のなかには・・
「本当にこんなことがあるんですか?」
というような、ずさんな建築事例があります

設計図どおりに工務店が作っていなかったり
設計者がきちんと現場確認をしていなかったり
失敗を隠すように細工をした悪質事例もあります

何度もくどいようですが
コンプライアンスをいかに守っているかが家づくりにおいては非常に重要です
コンプライアンスがきちんと確立した依頼先を選ぶようにしましょう





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住宅には

木造軸組工法

木造枠組工法

鉄骨造など

さまざまな工法がありますが
住宅規模では工法による構造強度に大差はありません


むしろ設計の内容に影響されることが大きく
図面どおりに現場で作られているかどうかが重要です

小さな会社の場合には
設計図どおりに作られていないというケースが結構あります


いくつかの失敗例をご紹介しましょう(^^)

吹き抜けは
空間が大きくなる、開放的になるといった点で人気がありますが
窓の位置に注意する必要があります


失敗事例の吹き抜け住宅では・・

軒が出てない南側に非常に大きな窓を設置したことで
夏はものすごく暑くなり
逆に冬は暖房効率が悪く、床暖房が必須となっています
夏の太陽光は、入射角度が72度と非常に高いことから
日差しを遮る軒が全く出ていないのも大きな失敗です



次回に続きます(^^)



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依頼先が決まり
契約をする際に注意していただきたいのが
着工日の確定です


工事を始めるには建築確認申請が必要で
許可が下りなければ着工できません

契約書には
「建築確認申請取得後●日後に着工します」
と書かれていることがほとんどですが・・・

取得が半月遅れると着工が半月遅れるということで
そうなれば完成も半月遅れて
予定していた日に引っ越しができなくなります


そうなった場合
原因が誰にあるのかトラブルになることが多いので
契約書には「●月●日に着工」と明記してもらうようにしましょう


もう一つよくあるのが・・
引き渡しの遅延によるトラブルです


現在のお住まいのマンションなどを売却して
その資金を新築住宅の資金に充てる場合
契約書の他に請負契約約款というのがあるので必ず熟読しておきましょう


そこには
引き渡しが一日遅れると
いくらの遅延損害金が支払われるかが書かれていますが


多くの場合・・・
1日あたり数千円しか支払われません


たとえば、引き渡しが1ヶ月遅れてしまうと
それまで住んでいたマンションはすでに売却しているので
1ヶ月間、自分たちの住む家がないことになります


遅延によって生じた仮住まいの費用は、1日数千円では全く足りません。


依頼先と十分に話し合いをしたうえで
仮住まいになった場合は費用を充当してもらえるよう
別紙に覚書を残しておくといいかもしれません





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住まいづくりの依頼先は・・

・ハウスメーカー
・工務店
・設計事務所

の大きく3つに分かれ、それぞれに特徴があります



簡単に説明すると

ハウスメーカーは、設計の自由度は低いものの
経営の永続性があるため長い付き合いができ
優れた性能や構造体など独自の技術を持っています。


また、コンプライアンス(法令遵守)が確立されており
家を建てる際には、いろんな法律が関わってくるので
こういったルールをきちんと守って家づくりをしているかどうかが
非常に重要なポイントになります


工務店は
大手のハウスメーカーと比べると技術力は若干弱いものの
地域密着型の経営が特徴です


ここでの技術力とは・・

木を切る
とか
釘で止める
とか

いったことでなく


総合的な技術力
つまり、材料選定や工法選定など
総合的なことを含みます

工務店の場合は
企業体質や永続性の見極めが重要です


設計事務所は
デザイン性が高いので個性的な家づくりができますが
現場を知らないことが多く、アフター対応も無いケースが見受けられます。


分離発注が良い
※分離発注の良し悪しはまたの機会に・・
とは、こと住宅業界では一括りできないのも事実です。


作り手は設計事務所ではありませんし
アフターももちろん、請負契約をする
工務店さんですから、しっかりと見極めることが重要ですね





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前回の続きですが・・・



基本のコンセプトができたら
もう一つ作っていただきたいのが

「我が家年表」です。


家づくりを始める年齢はそれぞれ違いますが、
建ててから40年間に家族構成がどう変わっていくか?
建物にはどんなメンテナンスが必要か?
を年表にしてみましょう。

メンテナンスに関しては
現在様々なネット情報がありますが
工法や材料によっても相違がありますから
基本的には営業マンと相談するのがいいでしょう(^^)


家は作りっぱなしというわけにはいかず・・・
長持ちさせるには定期的な維持管理が必要です。


たとえば、30歳で家を建ててから
子どもが二人できた場合


築15年目の設備機器交換や築20年目の大規模修繕の時期が
子どもたちの教育費がかかる時期と重なります


年表を作ることで
これから40年間に
我が家にどんな変化が訪れるかを頭に入れておきましょう。

特に・・
メンテナンスフリーという言葉には要注意です。
そんなことは決してなく


必ず、家の機能を保持するには
なにかしらのメンテナンスは必要になりますから・・






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