イエナビ ~欠陥住宅の作り方~

現役ホームインスペクター親子が、住宅建築のリアルな一面を綴っています

カテゴリ:住宅業界情報 > デザイーナズハウス

デザイナーズハウスを手掛ける設計士、建築家

恐らく、完成時の「今」をウリにします。

 

しかしながら、住宅は完成時にはベターな状況でよく

住みながらベストに近づいていくことが理想です。



ハウスメーカーに比べて、コストや計画などが自由で

あたかも難しい家であれば設計士建築家に頼まないと・・と思うかもしれませんが

自由とは
リスクを背負うものだと
説明をしてくれる
設計事務を選んでください。



選択間違えると・・

かっこいい家だけど、 雨漏り等のリスクを承知

となってしまいがちです。



なにも建築家やアトリエを敵視しているわけではなく(笑)
間違いなく、一生懸命に研鑽を重ねている技術者にもお会いします。

しかしながら、雨漏れ相談に駆け込んでくるクライアントは
圧倒的に、これまで説明してきたような
デザイーナズハウスってが多いのです(-_-;)


実際のインスペクション事例のほんの一部を。

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▼お気軽にお問い合わせください▼

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これまでの説明の通り・・

設計品質(図面精度など)が芳しくないケースが多い為

建物品質は施工する工務店・大工にかかっていると言っても過言ではありません。



特に設計事務所の仕事が初めての工務店・大工の場合には

設計図書の納まり上の問題や工程の進め方が

設計士とかなりのギャップがありますから確認が必要です。

次に少なくとも契約前に確認をした方がよいチェックリストを・・

×が3つ以上つく場合には、要注意です。



・建設業許可の技術責任者は一級建築士か?

・現場代理人は1級もしくは2級建築士、または一級建築施工管理技士か?

・住宅完成保証制度が使えるか?

・社内検査シートなどがあるか?また申し出て事前に入手できるか?

・自社工程表のフォーマットがあるか?

・設計事務所案件の施工経験があるか?

・稼働中の施工現場見学が可能か?

・以前に引渡したOB客の家に見学訪問できるか?

・長期修繕計画表などが準備出来ているか?

・社長から家づくりにおける信念やポリシーを感じることが出来るか?



実際のインスペクション事例のほんの一部を。

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工事の進め方ですが、工務店の工程ごとに 設計監理者(設計士)が

図面正誤を確認しながら進むのが大原則です。

そう、法律で決まっているんです・・



特に、デザイナーズハウスの場合

詳細設計や納まり検討の不十分さも手伝って

現場では職人から質疑が飛び交います。

(下手すれば怒号が・・笑)



デザイナーは、実際のところ

現場関連の知識をあまり持ち合わせていないので

この質疑をうまく調整したり、解決してくれる工務店を選びがちです。



設計図書に、「現場あわせ」が多かったり

品番詳細が「○○同等品」という設計者は特に要注意なのです。




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デザイナーズ系の多くは

設計事務所にプランプレゼンテーションから実施設計を外注。



この問題は外注している設計事務所の資質問われます

発注者側に資質をチェックする機能がないことが決定的な問題なので

 

要は、図面やプランをきちんと精査出来ないということです。



デザインを優先するのはいい(?)のですが

これらの問題点があることを施主に十分説明する責任があります。

しかしながら、説明責任を果たしている設計事務所は少ないのが現状



なぜならば、設計事務所は・・

建物が完成した後アフターメンテナンスは無縁だと思っているからつきます



分かりやすいですと、フラットルーフを採用するには防水のディテール

防水仕様(材料・工法)そのものの選択を間違えると、雨漏れに悩まされます

 

また屋上へのメンテナンスルートがない設計非常に多いのです

屋上には土埃・鳥のフン枯葉などが堆積し、長い期間メンテナンスを

しなければこれらの堆積物がドレインを塞ぎ、常に屋上に水が溜まった状態に

大変危険です

 

敷地目いっぱいに建物を計画すれば

当初は有効活用でき、建物が広く使える!と

思いがちですが、長期修繕の足場工事にて支障が出ます。

 

また、急こう配な屋根計画なども

アフターメンテナンスに考えもしなかった金額が発生する恐れがあります。





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プレゼンテーションには非常に力を入れています。

 大半が、説明文付の図面・パース・写真・模型等を駆使して

プレゼンテーションを実施してくれるのでイメージは湧きやすいでしょう。



ここでの注意点として・・

 

実際に、そのプランが建つのか?

ということをこの時点では詳細検討されていないケースが多く

  契約後、または着工後に計画変更を余儀なくされるケースが散見されます。

 

「かっこいい家」

「オリジナルな家」

「世界に一つだけの家」



 謳い文句は様々ありますが、殺し文句は・・



「現場で一緒に作り上げていきましょう!」

です(>_<)



これでは後のトラブルが確実ですので要注意ですよ。





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