イエナビ ~欠陥住宅の作り方~

現役ホームインスペクター親子が、住宅建築のリアルな一面を綴っています

2015年11月

新刊が発売されました。

おかげさまで昨年の書籍が好評で
続編のような形です。

9784331519752

 

http://www.amazon.co.jp/dp/4331519759



昨年の書籍は主に、ハウスメーカーや工法の情報など
営業ステージでの話をメインに書いたのですが

今回は、現場が始まっての話に重点を置きました。

なかなか難しいですがセルフチェックに役立つよう
巻末のDVDには、現場検査の模様を収録しています。


これからハウスメーカーで家を建てよう
と、総合展示場やモデルルームに足を運ぶ前に・・・

少しでもお役に立てればよいなぁ。とm(__)m




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現場アプローチの写真です


CIMG1143



日ごろから書籍などでも書かせてもらっていますが・・
現場整理や安全管理が出来ていない、教科書的な現場でした




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上棟検査に立ち会いましたが・・


CIMG1146


壁の脇にサッシ。

図面のチェック段階でインスペクションを依頼されると
だいたい直してもらう箇所です。


サッシの脇に防水テープが貼ってありますが
このような箇所だとうまく貼れないのが現状です。



CIMG1147



こちらの現場も、隙間がガッツリ・・(-_-;)


設計、現場監督、それに職人
どれも程度が知れますね・・




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数回にわたって記事をUPしましたが
これからも、欠陥住宅は決してなくなりません。


どの程度を欠陥と呼ぶのか?
何をもって瑕疵というのか?


残念ながら
このボーダーラインはグレーです。


建築基準法や
瑕疵保険基準や
公庫基準や
JASSなど

様々な指針がありますが、欠陥住宅の裁判事例を鑑みても
消費者にとって、決して満足の行く結果になるとも限りません。


結局、業界の「流しそうめん」構造が改革され
現場の職人をはじめ、関係者一同が
誇りをもって仕事をしていくことは・・



現状では、夢のまた夢のような話なのです。



世の中に開示されていないだけで
たくさんの欠陥事例が存在しています。


今後も、本件の杭改ざんに紐づいて
たくさんの事実が明るみに出ると思いますが・・




このような事実は、

常に消費者と隣り合わせなのです。




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最後のポイントに・・・
以前から少し気になっていた問題です。

最近ではいわゆるハウスメーカーが大型案件の受注や

単独工事(今回の杭工事など)を、積極的に受注するようになってきました。




街中のビルの工事中の足場には

有名なハウスメーカーの垂れ幕が掲示されているのも

珍しくないですね。




背景には、新築注文住宅の着工数減少や

1棟あたりの利益率が上がらなくなってきたことと思います。



しかしながら、大型案件と低層住宅業界では

仕事の進め方をとっても全く違います。



簡単に手をだせる業界ではないのですが

お金のことを考えると、大きな金銭が動く方に流れてしまうのでしょうか・・





例えば、どこか経営難のサブコンを買収して

大型案件に乗り出すとします。

でも、買収したのは経営難のサブコンですよ??

本当にいい仕事が出来るのでしょうか?



今回の旭化成建材もそうですが

もともと、杭工事業者は業界に存在しています。

そこよりも金銭的に体力があり

多少のダンピングに負けずに受注を取れることは火を見るより明らかです。

そうやって、いままで仕事をしてきたものから
仕事を搾取する。

しかしながら、そんな一朝一夕で習得できる技術ではないので・・

結局、今回の代理人も専門業者からの出向ですよね?

搾取した後は、結局下請けとして
本来の杭業者に発注する・・

事実、上澄みをはねてるだけの構造なんです(-_-;)



商社をかませるなんて言うことも
その一言に尽きますよね
結局、そのお金を払っているのは消費者なんですが。



お金儲けしたいのか

いいものを作りたいのか

本末転倒な気がするんですけど
それがこの業界の実態なんです(-_-;)






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